大学入学共通テスト不備露呈

相変わらずすったもんだしている入試改革。
30数年前にうまいこと○○民営化を次々に成し遂げた中曽根は偉かったんだな。
入試改革がなぜすったもんだするのかといえば
一部の文科省の役人と受験産業以外は誰も得をしないということだ。
少なくとも受験生や学校は損をしている。
そこに気づかない、もしくは気づこうともしない。
それで新しいシステムだけやっつけで作ろうとしているから無理がある。
ああしたほうがいい、こうしたほうがいいと足し算ばかりで
引き算がないから間抜けなシステムは肥大化して
細部はずさんな状況になる、というよくある話になる。
この際、学生生徒や学校の重荷になっている共通テストを廃止して
文科省は人員削減、大学は自由な入試をする、でいいではないか。
そもそも一律の共通テストで記述だのヒヤリングだのを知見しようというのに無理がある。
そんなものは二次試験で大学独自でやれば済む。
共通テストはもっと簡素化して、時間やコストを削減すべきだろう。
1教科50分、1日で終わらせる。
試験は各高校に郵送、高校単位で試験。
浪人生は県内の会場でやればいい。
記述やヒヤリングが大事だと言うのならそれは大学が判断することで
全国一律のテストでそこまでサポートする必要はない。
こんな指針で考えればすったもんだはすっ飛ぶだろう。
それどころか、共通テスト不要論まで出てしまうか。
引き算の改革も必要ではないのか。