一夜明けて

台風の通り道になった東京周辺での風雨の被害については
それなりに予想していたし恐れていた。
ところがである。
台風から数百キロ離れたふるさと千曲川で甚大な水害。
子供の頃、夏休み等に千曲川で遊んだものだ。
小諸にダムがあり、大雨が降ったあとは放水するので
川に近づくなとばあちゃんに言われたことを思い出す。
昔から千曲川を知っているが、こんな水害を起こしたなんて記憶がない。
めったに無いことだから、忘れた頃の大災害なんだろう。
台風から離れていたのは千曲川だけではない。
福島や新潟や宮城や三重などでも水害が起きた。
狩野川台風では同程度の威力とコースで1200人の犠牲者が出たそうだが
今回は犠牲者はでてしまったが、最小限ではないだろうか。
昭和20年代30年代に台風で多くの犠牲者が出たのを教訓に
予報や広報の充実を続けてきた。
今はなき富士山頂測候所もその名残である。
裏山には気をつけろ、川の増水には気をつけろ
と、嫌というほどテレビで連呼した効果が出ている。
それでも自宅で怪我や死亡してしまうのは災害とちょっと違うかも。
まだ不確かではあるが、映像で見る限り多くの被災者が出てしまった。
お見舞い申し上げる。
もう一つ
昨日から、鉄道航空は動いていなかったが、
不思議なことに京成グループの京成、新京成、北総が動いていた。
スカイライナーも間引きしながら動かしたそうである。
標準軌は風に強いということなのか。