ザ・プレデター映画評


有料放送のオンエアが待てず衝動買い。
引っかかっていたのが、アマゾンなどでの評価が低い。
さて、どんなものかと観始める。
105分後、観終わった感想は「けっこう面白かった。」
良かったのは
「2」に近い現代劇になっていたこと。
架空のジャングルならまだ良かったが、プレデターズの架空の天体はひどい。
やはりプレデターは地球に乗り込んできて狩をする、という設定が大事。
なんとなくオマージュ
「1」のオマージュとして、有能な兵士の小隊が挑むというところ。
しっかり部外者の女性が加わっている。
「2」としては、それなりの組織がプレデターを追いかけている、研究している。
その中で「87年と97年に」というセリフが。
「3」は特になし。
強いて言えばAVPでハイブリッドが生まれるシーンがあったが
本作ではハイブリッドのプレデターがテーマになっている。
悪いところ
評価の中で「これまでのシリーズをひっくり返すような」というのが多かった。
この手のクリーチャーが出てくるシリーズで設定を押し通すのは無理がある。
デザインも設定も少しずつモデルチェンジするのは仕方がない。
逆に1作目から大幅な変更無くここまで来たほうを評価したい。
さらに子供がプレデターの装備をハロウィンの夜に装着するなど
ツッコミどころ満載の楽しい映画になっている。
その中でダメだと思ったのはプレデターのキャラの設定。
安っぽい映画にある地球征服に来たエイリアンという感じで、
殺戮しかしないアホのキャラになっている。
とても宇宙船やハイテク装備を開発、使用する高度な文明を持った
というところがほとんどない。
さらに、プレデター同士のいざこざや心の動きなどの表現が不足、ないに等しい。
狩人、戦士としてのプレデターが引っ込んでしまったのが残念。