雨と老後

関東地方は昨日の予報を大幅にはずして
からしっかりした雨が降っている。
おかげで我が家の雨水タンクもほぼいっぱいになった。
さらに20度以下で肌寒い。
記録的な暑さの5月だとか記録的な涼しさの6月だとか
まあ、お約束の異常気象ということだ。
データを調べてみると、これだけ降っている感じでも
24時間雨量は30mmに満たない。
九州地方の人から見ればこの程度の雨は、ということなんだろうね。
今日は早めに帰宅した。
ニュースを見ると、
自衛隊戦闘機F35A墜落事故。
原因はパイロットにあるという発表をした。
ブラックボックスも機体も見つかっていないのに
原因だけわかったことが興味深い。
機体に問題がなければ、通常運用になんの問題もないということだ。
自衛隊にも政府にもメーカーにも一番良い理由となったわけだ。
落とし所としてはこんなものだろうね。
もう一つ
老後のための必要な貯蓄は2000万円という。金融庁の試算。
国会で安倍首相が弁明していたというニュース。
これは年金に対しての出費との差額が90歳代まで続くという試算だが
実際に病気や施設や自宅の維持やリフォームなどを考えると
3500万円という調査会社の試算もある。
この金額が一般的だといろいろなところで見ることができる。
最近テレビCMでも老後のために運用を、というのがある。
これらのニュースや情報の行き先は
殆どがタンス預金を市場に流通させることである。
そのために役所も絡んで、不安を煽る訳だ。
例えば1000万円あったとして、運用するといくらになるのか。
当然のことだが運用益は基本的に公定歩合に依存する。
公定歩合よりも利回りが良いというのは、たいていがリスクが伴う。
それでも投資会社の企業努力で0.1から1%の利回りで
「お得」となるわけで。
1000万円を運用しても1年に1万円から10万円程度。
1ヶ月にすれば数百円。
それでも0円よりはましと考えるのだけど、そこから手数料を取られたり
大きな金融ショックで元金割れもありうる。
どちらにしろ貧民が得をすることはない。