不適切動画“バカッター”のその後

バカッターの不適切な動画や写真についてはさんざん報道されているので
ここで後追いはしないことにしよう。
炎上後の彼らがどんなひどい目にあったかもそれほどのきょうみはない。 
自業自得というよりも、すでにそれほどの失うものを彼らは持っていない。
多分、比較的低所得の家庭に育っただろう。
ああいう行動を取ることからも、教育もきちんと受けていないだろうし
受ける気もなかったことだろう。
学力もそれほどなくて、礼儀もなく、行動も粗暴、
となれば、余程の特化した才能がない限り、素晴らしい未来が待っているとも思えない。
裏を返せば、今回の炎上で社会から叩き落とされて
初めて教育的な得るものがあったのかもしれない。
本来は小中学校でとっくに教えてもらっていることを、ようやくわかったということだ。
長い人生で大切なことがわかるというのはすべてがマイナスではない。
ただし、自分や家族が失ったものも計り知れない。
子供のうちに学習したほうがいいに越したことはない。
残念なことに今は学校で教えてもらえないことが増えている。
学校としては昔と同じやり方なんだけど
体罰だのパワハラなどと本来、叩かれて覚えるという機会を失っている。
育ちが良くて、聞き分けの良い、礼儀正しい子供なら体罰は必要ないけど
20歳過ぎてからアルバイト先での不適切動画で叩かれる子供には
そうなる以前にひっぱたかれて覚えることもあるだろうに。
体罰パワハラの殲滅は大半の子供たちには朗報なんだけど
底辺の子どもを切り捨てているということでもある。
もう一つ
こういうアルバイトテロでお店がつぶれたという悲惨な経営者たちの悲鳴が聞こえる。
彼らは当然被害者なんだけど、事件と無関係ではない。
なぜならこの手のアホなアルバイトを雇っているという責任がある。
客が何かをしたのなら不可抗力だが、アルバイトは身内なんだ。
つまり国会で騒いでいる『任命責任』とでもいうのかな。
早い話が人を見る目がない。
悪いやつは雇わなければいい。
ところが『人手不足』だから、となるわけだが
仕事の内容と時給のバランスが良ければ、それなりに人は集まる。
つまりこういうアホの学生を雇わざる得ない現実があるということ。
さらにアホなアルバイトはあのようなアホな行動を取れる環境があったということ。
これも経営者の能力であり責任なのである。
つまりお店は潰れるのである。
自由競争社会は厳しい。
他人のことを無責任に書いているが
私自身も社会からトロップアウトしてワーキングプアでずっと苦しんでいる。
どうしたらダメになるのか痛いほど経験をしてきた。