スター・ウォーズ/最後のジェダイ


半年以上、待ちに待ってようやく有料放送で見ることができた。
スターウォーズフリークとしては4月にBDを買うべきなのだが
どうせ夏にはBSで見られるとたかをくくっていた。
ところが半年以上も待たされることとなった。
さて、待ちに待っての最後のジェダイはどうだったか。
アマゾンなどのコメントを見ても分かる通り、かなり悪い。
悪いところを箇条書きにしているコメントも散見されるので
細かいところはそちらを見ていただきたい。
さて私見
スターウォーズの楽しさはジェットコースターのような展開にある。
主人公たちは大変な思いをしているのだけど、なぜかポジティブで楽しそう。
1977年の第一作ep4ではいきなり農村に住む少年の育ての親が殺されて
少年はお姫様を助けようと宇宙に飛び出す。
ところがである。本作はそうもいかない。
主人公たちの複雑な生い立ちをいちいち絡めて、
その上人間関係をやたら複雑にしてレイとレンの無線会話を永遠にやっている。
ルークの役柄も理解不能だし、抵抗軍は一方的にやられるだけで悲壮感しか無い。
脚本は複雑で壮大な人間ドラマを描きたかったようだが
当然スターウォーズにはふさわしくない。
BB8やファルコンの出番も限定的で描き方も思い入れが足りない。
機械やロボットをキュートに描くのもスターウォーズの楽しいところだ。
それを人間ドラマに終止してしまったのが失敗の原因だろうね。
ep7は70年代のスターウォーズのオマージュとして高く評価されている。
そう考えればep5は6へのつなぎの役割があったように
本作は一応ラストのep9へのつなぎの役割が与えられているのか。
理由はどうであれスターウォーズフリークが楽しめる映画にして欲しいよねえ。
もう一つ
BDではなくオンエアの話なんだけど
音声がなんだか薄っぺらな感じがした。
方向感や音質は素晴らしいのだけど奥行き感というか広がりを
DTSやドルビーデジタルに乗っかりすぎている感じがする。
放送ではビットストリームの5.1の音質になってしまうわけで。
高音質な音楽鑑賞する2chのステレオで再生できるような音響設計も望まれる。
BD買えばすむことなんだけど。(笑)