バス運転中に意識を失う

最近よく聞く事件である。
今日は東海地方で起こった。
人手不足で運転手の負担が大きい、などは言い古されている。
そもそも身体に負担のかからないちょうどいい勤務などこの世にない。
誰もがしんどい思いをして働いているわけで。
問題にのは運転中に意識を失うような人材を雇っている会社だろう。
運転中に意識を失うような人だから職を転々としているのではないのか。
人手不足の小さな会社は免許があれば採用、となるわけで。
余談だがニュースを見るとさらに興味深い。
このバスはミステリーツアー御一行様。
乗客たちの適切な処置で誰も怪我をせずにバスを止めた。
バス会社は事故の後、代わりのバスを用意して御一行様は予定通り
旅行を楽しんでいるという。
もう一つ
杉並区のクリニックが検診の異常を見落とし、女性が肺がんで死亡した
というニュース。
今日のニュースは続報でさらに見落としの患者が複数いるとのこと。
業界の人に聞くと検診の医師がそもそも怪しいという。
ちゃんとした医師なら自分で開業しているか、病院に雇われているか。
定年になったり何かで病院を出てしまった医師が検診にあたるとか。
杉並区では医師の研修会を行うと言っているが
研修しなければ画像診断できない医師が検診していたわけで。
上記2つのニュースは「緩叙法」といえなくもない。
バス会社は運転手の健康診断や乗務前検査をちゃんと行っているという。
ところがそれはシステムの話で、本当に検査や診断が適切であれば
運転中に倒れるような事件は起きないはずだ。
検査をしているのが杉並の医師とすれば妙に話がつながってしまう。
ちゃんと検査をしている、
というのは法的、システムの上での話で本質ではないことになる。
見過ごされて、乗客の命が奪われたり検査を受けたのに肺がんで死亡している。
反対の反対は賛成なのだ、とバカボンのパパが言っていたのを思い出した。