コンビニエンスは「便利な」という意味。
ストアをつけて1970年代にこの業態が登場した。
今ではコンビニといえば、この商店を意味する。
当初は23時まで営業ということで話題になった。
23時に起きている人など深夜工事、タクシー、水商売、受験生ぐらいだった。
当時デパートが18時閉店から19時になって話題になった。
バブル以降は24時間営業が当たり前になる。
交通量の多い場所なら郊外の多少人けのないところでも利益が出ていた。
ところがである。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす…」
どんな強い勝者もいつまでも勝者ではいられない。
先日のニュースで最低賃金引き上げで、人件費が逼迫しているとか。
さらに、都心のオフィス街などは別だが、ドコモかしこも老人ばかり。
そもそもが夜遅くには活動しない。若者は減っている。
つまり売上はジリ貧というところか。
さらに決定打なのが商品の価格である。
決して高くは無いがスーパーと比べれば高い。セールもやらない。
さらに数年前に話題になったが、古い生鮮品は割引せずに捨てている。
私はもう少し早く経営難になると思っていたが、
コンビニ大好きの人種がことのほか多く。
それでも我が家の近所のコンビニが消えた。
駅近、交通量の多い県道に面して駐車場も広い、近くに高校もある。
それでも潰れるんだなあ。
私はストアは年に数回利用、コンビニはよく利用している。
つまり買い物は数回だが、銀行や税金納付はよく利用している。
知らない土地への旅行ではコンビニは強い味方になる。
ダラダラと話が長くなってしまった。
今日のニュースでコンビニのレジ袋有料化とか。
これまでもLED化などエネルギー問題には努力してきたが
まだコンビニの環境負荷は大きいのである。
多大な電力を使って24時間煌々と明るくして
熱いおでんや冷えた飲料を並べてお金を稼ぐことが
本当にコンビニの使命なのか、考える時期に来ている。