検査違反、スズキ・マツダ・ヤマハ

排ガスや燃費を測定する検査で、不適切な事例があった
というニュース。
定期的にこの手の不正ニュースが報じられる。
不正は良くないことなので、それはそれで問題なんだけど。
私が思うのは、不正の反対は適正なのか、ということだ。
燃費などその最たるもので、カタログ値と実際の値に大きな差がある。
モード燃費といって、想定した加減速を繰り返して燃費の値だそうで。
できるだけ、実走行に近づけようと想定加減速を工夫しているそうだが。
結論から言うと、想定した加減速の合わせた設定になるということだ。
実際、数値が離れているからあっていないということ。
都市部に住んでいる私は1000ccのコンパクトに乗っているが
燃費は11km/L程度である。
混雑する国道や県道で、のんびり加速していれば後ろは渋滞してしまう。
最近、そういうマイペースな運転する人が多くなった気もするが。
しかしながら、だから燃費表示はダメとも言えない。
旅行して軽自動車のレンタカー。
ターボなしだとパワーはいまいちだが、普通の道路を走るぶんには十分か。
九州や北海道での燃費が18から19km/L出ている。
当然のことながら、風向きや山岳部などの条件が違えば数値も変わる。
そう考えると燃費のカタログ値など絵に描いた餅なんだな。
その、0.1の増減のために不正が行われるというのが悲しい。
燃費表示ももう少しユーザーよりにならないものかな。
例えば点検や車検ごとにコンピューターに入っている燃費データをメーカーへ。
さらに販売店やネットにリアルタイムで燃費を表示する。
今の情報化社会である。
例えば「都内城東地区」、とか「千葉県北西部」とか「神奈川横浜川崎地区」などと
地域で燃費をまとめてみるのも悪くない。
我が家近辺をカーナビやネット地図でみると渋滞で真っ赤であることが多い。
日本でも有数の渋滞多発地区だろうな。
九州や北海道の郊外と同じ燃費データで比較できない。
国交省の役人が燃費を決めるのはおかしい。
つまり不正の反対が適正ではないということだ。
まあ
自動車産業で仕事にする人は多い。
メーカー、部品、販売、整備だけでもすごい数。
さらに、莫大な既得権益にぶら下がっている役人、
莫大な税金にぶら下がっている人。
その下に道路族と土建屋
警察では免許制度を利用して、免許センターは警察OBの食い扶持にしている。
高速道路は1時間も走れば数千円取られるし。
若者のクルマ離れには目をつぶり、老人の重大事故にも目をつぶって
とにかく既得権益を守ろうとしている奴らばかりだ。
それなのに、重箱の隅を楊枝でほじくるような不正を大々的に報道している。