暑くない」

私らは飛行機を見に行くわけだが、
考えようによってはパイロットからしてみると
ジロジロ見られるのはそれほどいい気もしないのではないか。
大抵は「皆さん応援ありがと~」と手を降ったりしてくれるのだけど
たまには無愛想なパイロットもいるにはいる。
飛んでいるT4の後ろの席をよくよく見るとこちらを見ているのがわかる。


北九州に居たときに関東の猛暑で40度超えというニュースを見た。
九州はそれほどではないにしろ、この時期35度くらいは当たり前だ。
滑走路エンドでの撮影も1時間ぐらいが限度。
私以外のカメラを持った人たちは「暑いねえ」と言いながら
日陰などで談笑しているが。
夕刻、レンタカーで北九州空港にもどったときの第一印象は
「暑くない」
涼しくはないが、このくらいなら外に居ても我慢できるか。
だいたい30度くらいだろう。
さすが海上空港である。
さて、飛行機に乗って羽田、電車に乗って自宅近くの駅に降り立つ。
このときの第一印象は「暑くない」
帰宅すると部屋の中は大変なことになっていた。
昨日までの40度近い気温を溜め込んでいた。
部屋の温度計は36.5度を示していた。
窓を開けて風を通す。
外気温は30度くらいだったか。
おかげで昨夜は網戸でよく寝られた。
今日も休暇をとっているので10時過ぎまで網戸からの風ですやすや。
話は長くなるが
そもそもの暑さの原因は北太平洋高気圧。
赤道付近が暖められると水蒸気が蒸発、上昇気流を作って低圧帯になる。
その空気が下がってくるところが高気圧になる。
赤道付近の熱が高気圧の強さになる。
さらに南シナ海やインド洋の上昇気流が落ちるチベット高気圧も強かったそうで
ダブルパンチで猛暑となったと説明されている。
ところが、赤道付近の上昇気流がつくる強い低気圧の台風がくせ者。
台風の地球環境の役割というのがある。地学で勉強する。
大きな波を起こして海水をかき混ぜるのだそうだ。
表面の高温と深層の低温が撹拌されて気温を下げる。
そらにプランクトンや溶け込んでいる養分なども撹拌するため
海洋生物にとってもありがたい存在なのだそうだ。
すでに日本のはるか東側を北上した台風のおかげで
東北では一気に気温が下がっとある。
さらに小学校でも習うが台風がカラカラの地面に恵みの雨をもたらすわけで。
というわけで台風が関東に近づいているそうである。