最高気温


ああ、暑い。
イーグルをまた見たくなってきた。
暑さも仕事もストレス溜まりまくり。
夕刻にぐったり疲れて帰宅。
シャワー浴びて一杯飲むとテレビを見ながらウトウト。
このウトウトが結構しっかりウトウトしているもので
深夜エアコンをつけて就寝となっても寝付きが悪くなる。
おかげで、朝も寝不足気味で出勤という感じだ。
良くない生活習慣だな。
さて、その暑さの指標となる最高気温。
どこかの情報番組で、1970年代の7月の平均最高気温が29度。
今年は特殊な年ではあるが31度。
それでも2010年代の平均最高気温でも2度弱は高くなっている。
8月もだいたい同じくらい高くなっている。
もちろん温暖化ということなんだが、他の視点で。
今年から暑さで有名な館林の観測場所を移動したと言う。
これまでの場所は完全に町中で周囲がアスファルトとコンクリート
そこで少し離れた高校の片隅に移設したそうだ。
今年の夏の最高気温を2箇所で比べたところ、町中のほうが1度高いそうだ。
おかげで最高気温ランキングから館林は消えてしまった。
(とは言っても関東のランキングでは常に上位)
東京の観測点は大手町の気象庁の敷地内だったがここも周囲はコンクリート
そこで同じ大手町でも皇居よりに移設した。たしか10年近く前だったかな。
今年の7月の猛暑なんだが、大都市の最高気温は35度以上が多いのだけど
東京は34度という日が並んでいる。
もともと首都圏の都市、東京、横浜、千葉は東京湾に面していて
昼間は海風になるため、内陸のような猛烈な暑さにはなりにくい。
おかげで海沿いの都市の放つ熱エネルギーが風に流されて
熊谷館林といった内陸に運ばれて、異常高温になるという仕組み。
ここでのポイントは気象観測の定義なんだな。
同一地点で細かく長く観測することはそこに住む人達の大切なデータになる。
しかしながら、上記のように広範囲な気象の研究においては
各観測地点の周囲の環境も同一にしなくては、正確なデータにはならない。
小学校で習う気温の定義。
あの百葉箱、地面は土もしくは芝、地上1.2から1.5m
風通しがよく温度計に日光が当たらない、などなど。
しかしながら、二昔前まではそれで公平だったが
今は周囲がビルやマンションなんて地域はザラ。
近くに交通量の多い国道や高速があるだけでも環境は大きく変わる。
どこで測定するかでずいぶんデータが変わってしまうということだ。
話は変わるが
地震の震度、二昔前までは気象台の観測員が決定していた。
ところが、地震直後の震度の発表があると同じ地域なのに震度の感覚にずれ。
これは地盤の地質が大きく影響。
さらに観測員によってもずれはあったのではないか。
そこで、アメダスなどに加速度地震計を設置、
広範囲で公平な震度の観測が行われるようになった。
二昔前の地震計はペンのついたおもりをバネや糸で吊るして
ロールペーパーをゆっくり動かしていた。
ごっつくて高価な精密機械だった。
今や加速度計などほぼすべてのスマホやノートPCに入っている。
単価は下がって地震計はどこの役所や鉄道駅等にも設置されている。