もう夏はいいか

まだ夏は始まったばかりだけど、関東は6月に梅雨明けして
30度超えの日々もすでに2週間経過している。
すでに夏バテ気味だ。
もう一つ
西日本の豪雨の報道が一段落して、いろいろな原因究明。
その中でも一番多いのが、警報や避難指示が出ているのに避難しない人、
もしくは高齢者といういつものパターン。
ハザードマップが役に立たないとか、防災無線が聞こえないとか。
気になったのが、倉敷市の被災地では大雨のたびに避難指示が出ていて
すっかり慣れてしまっていたという。
なんだか全部他人事、他人のせいなんだな。
近くに川が流れていて自宅のGLがその水面から数メートル、
土手の高さより低いなら危険地域。
裏に崖や山があればすでに危険地域。
近くに田んぼ、もしくは昔田んぼや沼地なら、
もしくは明治以降に自然災害が地域で起こっていれば危険地域なんだよ。
それでもその地域に住み続け、警報が出ても避難しないのは誰のせいでもない。
水害に遭いたくないのなら、沢や低地に居てはだめなんだ。
ところが日本は狭い国土の上、大半が山岳地帯。
かなり多くの地域が危険なんだな。
数百m以内に中小の河川、数キロ以内に大きな河川があれば高台でない限り
水害の危険を理解した上で住むべき。
テレビでも出ていた素人さんのように、俺は大丈夫、ここは大丈夫というのなら
それはそれで自由を保証された日本国憲法のもと、悲しい結末になるのは仕方がない。
何度もここで書いているが、今回の水害で悲しい思いをした人たちがおおかた居なくなる
100年後まで同じ地域で水害はないだろうから、次の世代の人達は
100年後に新たな気持ちで水害に向き合うことになる。
もう一つ
老人が死者の大半ということなんだけど
そもそもが地域の高齢者の割合と符合するのではないか。
東京の郊外の都市部でも高齢化は猛烈な勢いで進んでいる。
地方都市の都市部からちょっと離れた地域なら、高齢者が多いのは仕方がない。
今の日本、都心の一部以外はどこを見ても高齢化なのである。
80,90になって逃げ遅れたというのは誰のせいでもない。
寿命なのである。
相手は数百年に一度の大きな自然災害なのである。
もう一つ
今回のような自然災害に我が家や人命を奪われたくないのなら
河川や山の近くに住まない、ハザードマップに色がついているような土地に住まないことだ。
偉そうに上から目線で書いているが
もし、私の家が水害で沈没、水深が背丈を超えたとしたら
考えただけでもぞっとする。
さらに避難所生活、30度を超える体育館で風呂も入れず寝泊まりなど
心身の弱い私には耐えることなどできやしないだろう。