新型クラウン試乗


実はトヨタ店から火曜日のお得意様発表会に招待されていたが
所用で参加できなかった。
水曜日に近くを通ったときに試乗車が走っているのを見た。
今回は発表と同時に試乗車のナンバーも取っていたということ。
トヨタの力の入れようがわかる。
ディーラーに行くと先代クラウンのオーナーが数人試乗に来ている。
当然駐車場に先代クラウンが並んでいるわけだが
新型と比べても違いは微々たるものに見える。
大きな違いはリアピラー、6ライトに変更されてリアのルーフラインがなめらかになった。
デザイン的には進化したように見える。
面白いのが、試乗で忙しいのはハイブリッドRSグレード。
私が希望した2Lターボはすぐに乗れると言う。
今回の目玉のはずなんだけど、保守的クラウンのオーナーはターボには興味ないらしい。
そもそもクラウンを購入するような客層が数キロの燃費の数字の違いをありがたがるのかな。
先代の2Lターボは昭和のM型エンジンのターボを思い出すような特性。
その上、それほどパワーがあるようにも思えなかった。
ところが、新型は先代の悪いところを全てブラッシュアップしている。
エンジンの回転はなめらかになり2000回転ぐらいからスムーズにトルクが出ている。
ノーマルモードで走ったが加速にストレスがまったくない。
営業マンに「先代と同じ形式のエンジンか?」と確認したほど。
さらに
もともと定評のあるクラウンのシャーシ、サスだが今回は半端なく良い。
広い場所である程度の速度で蛇行してみたが、フラットな感覚でノーズがスイスイ向く。
ロールは極力抑えられているが、ガチガチというわけでもない。
最近ではレガシィに近い感じかな。レガシィより重厚感が強い。
スポーツセダンというイメージ、ニュルで鍛えたというのは嘘ではないらしい。
さらに素晴らしいのが全幅1800に抑えられたこと。
今となってはゴルフも1800である。
クラウンのような中型セダンでありながら、ボディサイズを抑えたというのは良いことだ。
日本で走るためのセダンとしてベストだろうな。
もう一つ
以前からあったそうだが、ナントカコネクトとかいって
携帯電波を使って情報のやり取りや、担当者と直接話ができるらしい。
さらに近くの○○店などの検索もむこうでやってくれると言う。
さらにその費用が3年間無料、その後年間13000円だという。
そのサービスには裏があるそうで、トヨタは自動運転実用化のために
詳細な走行データを集めていると言う。
3年無料とする代わりにクラウン全車に標準装備としたらしい。
私には全く必要がない装備、それ以外にもいらないものがてんこ盛りだが。
最安グレードが500万だそうで。
走りが素晴らしいだけになんかもったいない感じがしてしまった。