沖縄


沖縄慰霊の日だそうだ。
ものすごい数の非戦闘員がわずか2ヶ月で無駄に死んでしまった悲惨な戦争。
そもそもが沖縄は日本ではなかったわけで
それが日本の都合で戦場になってしまった。
さらに今も日本の都合で基地の街になっている。
基地の街は沖縄だけではないのだが。
多いことに変わりはない。
さて、歴史的、政治的な話は置いといて、
今日のニュースを見ていて驚いたのが壇上で話をした翁長知事。
今年膵臓がんで手術を受ける。
ネットでニュースを見るとステージ2ということだったが。
今日の翁長知事を見ると別人だな。
髪の毛は抜け落ち、痩せこけて。
ステージ2なら初期というイメージ。
生存率が低い膵臓がん、リンパにも転移していたとどこかに書かれていた。
転移が認められればステージ3以上だと思うが。
今日の映像を見る限り強い抗がん剤を使った辛い治療をしているように思われる。
もう一つ
中学生の女の子が読んだ詩が話題になっていると言う。
映像で見たが、鬼気迫る素晴らしい朗読だった。
私は何度か沖縄で語り部から話を聞いたことがある。
沖縄で実際に聞くというのはそれなりに心に訴えるものがあるのだけど
一家団欒のテレビからあの鬼気迫る朗読はなんとも。
沖縄の報道の難しさを感じてしまった。
それよりもっと場違いだったのが安倍首相。
辺野古への移転はちゃんとやりますよ、と話していた。
70年前、沖縄の人はアメリカ人に殺されたと言うよりは
日本兵に殺されたようなものだった。
そして現在の基地問題アメリカ軍の基地問題というよりは
日本政府の問題という感じだ。
沖縄の敵はいつの時代も日本政府なんだな。