財務省4000枚の森友文書

廃棄されたとしていた文書が見つかったとかで
閣僚などに配られた、というニュース。
それが4000枚だという。
テーブルの上に30センチ以上と思われるA4の紙の山が一人に一山。
このご時世、電子文書で済むとも思うのだが
ご丁寧に何十人分か何百人分の紙の山を印刷しまくったのだろう。
役所の物品購入は決まった業者からほぼ定価で調達している。
とすればA4白紙500枚500円ぐらいとすれば4000枚で4000円。
100人分で40万円。印刷機のコストも考えると60万円か。
議員や官僚の高給からすれば子供の小遣い程度の感覚なんだろうけど
私ら平均以下の庶民からすれば2ヶ月から3ヶ月分の給料だな。
議員が言ったの言わないの、文書を捨てたの見つかったのと
永遠に続くくだらないやり取りで血税をドブに捨てているのを見ると
暗澹たる気持ちになる。
ちなみに、私の職場でも印刷機のある部屋の壁に
「コピー用紙の節約を」という張り紙が。
ところが、事務職も管理職も毎日のように「書類を出せ」と言い続ける。
それこそ電子文書で済むような書類を「プリントアウトしてはんこを押して出せ。」
前年度と日付の年度だけが違うだけの書類を人数分印刷するなど。
仕事のできるオーラを出している人は、夜遅くまでかかって書類を作っては
レターボックスに配っているよなあ。誰も読まない書類をねえ。
これだけ無駄を積み上げていて「節約しろ」とは何を指して言っているのか。
公務員の世界は空から降ってくる『予算』というおカネを使い切るまで節約など無縁だ。
2月とか3月になって予算が余っていると「来年度に予算が削られる」と怒られる。
節約などしていたら怒られるのだ。
それでも3月の風物詩の道路工事は批判を浴びたせいかひところより減った気もするが。