談合と役人

リニア談合で逮捕者がでたとか。
いけないことなのだろうけど、建設業界の共存共栄のためには必要悪か。
リニアの建設、国立競技場の建設などの大きなプロジェクト、
私鉄の駅前の工務店ができる話でもない。
結局限られた範囲の業者でしか競争入札はない。
もし公正を保つのなら、金額を決めてくじ引きにすればいい。
ところが、おカネを払う方、つまりお役人やお役人上がりの人たちに
そもそもそんな計算能力などない。
適当な通行予測をして、地方に高速道路や箱物を作るのは得意だが。
おまけにたいていは当初の予算は反故にされて大幅な建設費増になる。
最初から正しい金額などお役所にはない。
そんな奴らを相手にお仕事をしなければならないゼネコン社員の気持ちもわかる。
「適当なことばかり言いやがって」とか
「簡単なカネの計算もできないくせに」とか
夜の会社や飲み屋で言っているに違いない。
さらに
地下駅の工事だけでなく、トンネル工事でも談合が。
などというニュースが。
そんなこと当たり前じゃないか。
駅の一部の工事だけ談合であとはクリーンです、なんて普通に考えてもありえない。
話は違うが、
森友問題では財務省が公文書を書き換えて国会議員に提示した疑惑。
佐川国税庁長官や幹部は「当時の資料はすべて破棄」という。
あれだけ書類が揃っていない、書き方が違うと何度も突っ返す役人なのに。
まったくクリーンではないよね。
問題なのは民間だと逮捕者がでるが、役人は法的に問題ないとなっているところ。
どちらにしろおカネが集まるところにはつねに汚れた環境なのだろうかね。