115系189系

JR東日本 高崎支社は緑とオレンジで塗装し「かぼちゃ電車」「みかん電車」の愛称で親しまれた「115系」の定期運行を3月中に終了すると発表した。
軽量ステンレス製車体を採用し、より省エネルギー性の高い「211系」に置き換えるため。
というニュース。
驚いた。
東海色とは言わないのだな。
長年鉄道マニアをやっているが、東海色をかぼちゃ電車などと言ったことはない。
さらにこのニュースのすごいのが、より省エネ性能が高い211系に置き換えというところ。
なんだか211系が最新型のような書き方だが、
211系は1980年代、国鉄時代の車両である。
すでに30年は経っているハズだ。
国鉄時代の車両はJR車両のように使い捨てではないため延命、長生きしている。
東京圏でも武蔵野線205系が現役である。
それでも、どちらもステンレス車両で103系や201系のような色気はない。
そういう意味では115系は最後の鋼鉄車両と言える。
もう1つ
あずさ色の189系が引退するそうだ。
昭和の人間には国鉄特急色はエンジにクリームと決まっていたのだけど
90年代あさま色、あずさ色と変な色に塗り替えた。
それよりも189系という方に食いつく。
直流特急車両は183系が主流だったのだが
横軽対策に189系が作られた。
長野新幹線とともに横軽が廃線になり、在来線あさまもなくなった。
この時の余剰車両が中央線に転属した。
その転属した最後の編成が廃止ということなのだろう。
北陸の485系、秋田の583系も廃車が決まったり廃車になった。
大阪の103系、201系も消えたそうで、
いよいよ国鉄時代の鋼鉄車両は見られなくなるということか。