沖縄米軍ヘリ問題

「被害なしは偶然」一番近い住宅までは約130メートルに迫っていた
伊計島に、アメリカ軍のヘリコプターが不時着したことについて、
アメリカ軍は、ヘリの回転翼のスピード超過が原因になったという見解を示した。
というニュース。
いくつかポイントを整理してみた。
1.伊計島
沖縄に何度もいっていてもどこにあるか知らないという人も多いのでは。
私は1度訪れたことがある。
それもレンタカーで。
離島なんだけど本島と橋で結ばれている。
うるまから行くことになるのだが、高速道路から離れているし
近くの観光と言えばうるま市の勝連城跡ぐらいしかない。
私はそれ以外にうるま市と言えばタコスかな。
タコスはどこでも食べられるのだけどね。
伊計島には先端にこぶりなホテルがあったのだけど
最近、旅行プランからこのホテルの名前が出なくなった。
と、調べてみたら経営が変わって3年前にオープンしていた。
2.民家
伊計島へはクルマで行けると書いたが、うるま市街を通って
海中道路へ出るまでに数キロ、海中道路に入ってから伊計島の先端まで17キロ以上ある。
全く人が住んでいないとは言わないが、ひとけは少ないところだ。
畑が広がっているのだが、ヘリは海岸に降りたとのこと。
「被害なしは偶然」一番近い住宅までは約130メートルに迫っていた
という論調は私の知りうる限り適切ではない。
離れたところに降りたという方が正しいのではないか。
3.UH1
ヘリは映像で見るとUH1、ベトナム戦争から活躍する傑作機だ。
しかしながら、違和感。
あのUH1の特徴である飛行音。それを作っているのが2枚羽根。
それが事故機は4枚もついている。
多分、陸自で使っているUH1は全て2枚羽根のハズ。
ということは、更新していることになる。
ちなみにベトナム戦争から配備されたコブラという戦闘ヘリがある。
アパッチが出てきてコブラは消えると思いきや、
スーパーコブラなどとモデルチェンジ。
そして機体や装備に互換性がないほぼ新設計のAH1が最近配備されている。
コブラではなくベイパーと、ニックネームも変更した。
ここからAH1も4枚羽根である。
当該機はその流れをくむものだろう。