○○しなければいけない

年末のスーパーでの話は毎年書いている。
これでもかと高価な食材を購入している。
大きいカニの足が1本1000円近くするのが本当に安いのか。
酢だこや数の子やエビの天ぷらが飛ぶように売れている。
おせち料理だってそんなに美味しいものでもない気もするし。
お正月だから、と万札握りしめた人たちがたくさんいるわけだ。
と、偉そうに言っている私らも、31日の夜8時過ぎにスーパーへ。
酒を飲んでいるから徒歩で。
半額シールの貼ってある、かき揚げや煮物を購入。
閉店20分前に海鮮オール半額となった。
念願だったお刺身もゲット。
これで普通の家と変わらないお正月を迎えられるか。
昨日スーパーに行ったら緑のと赤い、が98円だった。
ちなみに年末は138円。
あんなもの、賞味期限は何ヶ月もある。
11月に買っておけば節約になるのにね。
とにかく日本人は『○○しなければいけない』が大好きだ。
大晦日は○○を食べなければいけない。
正月は○○を飾って○○を食べなければいけない。
節分は○○を食べなければいけない。
バレンタインデーはチョコを買わなければ。
と、永遠につづくのである。
その大半がいけないの前に『買って』が入る。
もうこうなると業者の言いなりなんだな。
私はよくここで無駄遣いを自慢しているが、
それは欲しくもないものを仕方なく購入しているわけではない。
カニも数の子も食べたいときに食べればいいのである。
ところが高価なものは、誰かが背中を押してくれないと庶民は買えないわけで。
『○○しなければいけない』は高価なものを食べるには、
もしくは庶民が消費の満足感を得るには必要なことなのかもしれない。
ちなみに
私はうなぎが大好きだが、なかなか食べられるものでもない。
年に1度程度、スーパーの中国産が食べられるかどうか。
去年は私の知人が結婚祝いの内祝いに冷凍の高級うなぎを送ってくれた。
ちなみに、そんな高級なうな重をお店で食べたと記憶をたどると
10年前に死んだおじさんが家族にごちそうしてくれた時。
その前は20年前、大学の先生が結婚祝いだとおごってくれた時、
その前はもう記憶に無い。
土用の丑の日だからと背中を押されてホイホイ専門店うな重
食べるなんていうのは私から見れば富裕層だよなあ。
鹿児島の美味しいうなぎ、また食べたいなあ。
関東、東海の人はうなぎといえば静岡浜名湖を思い浮かべるが
鹿児島宮崎のうなぎはこれまた美味しい。