英国、フランスが2040年をめどにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針、
という。
昨日今日のニュースではないが、年が進むに連れて気になるネタだ。
18世紀以降、化石燃料が主流となりCO2問題が1990年頃から現実化した。
そもそもが、化石燃料には限りがある。
私が子供の頃は2020年頃には石油の産出量はだいぶ減っている、はずであった。
ところが枯渇したという話は聞いたことが無い。
さて、本題。
電気自動車EVは本当にカーボンフリーなのか。
基本的な考え方はエネルギー保存の法則である。
エネルギーは湧いて出ることもないし総量は一定である。
つまりEVがカーボンフリーなのは置いといて、そのエネルギーをどこから持ってきたか。
行き着くところは発電所。
ここがカーボンフリーなら本当にCO2排出は0ということになる。
少なくとも日本の場合、ほとんどが火力発電だ。
カーボンフリーの原発を止めてしまっているからね。
日本国内においては電気だから環境に優しいというのは絵に描いた餅ということになる。
電気は大変効率の良いエネルギーであるから、ここまで社会に浸透したのだけど
効率がいいと環境に優しいはイコールではない。
文系の経済学者みたいな人がカネの計算をして効率がいいと言っている。
原発はそういう意味では究極の効率と言われていたけど
こちらは役人の算盤勘定の話だった。
作るときの費用と地元にばらまく費用と気の遠くなるような廃炉の費用は無視している。
福島事故の賠償金まで入れたら最悪の効率の悪さとなった。
太陽光や風力など実用化と言っているが、こちらも設置費用に対する発電量、
すなわち効率が異常に悪い。
太陽光発電設備に使うシリコンの精製に莫大な電力を使うそうだ。
つまり、カーボンフリーをありがたがるなら電気代は今の数倍支払えということ。
そして湯水のように使っている電気の使用量をセーブすることだ。
こんなことをしたら経済成長は大幅マイナス、石油関連企業はバタバタと。
経済がマイナスの上、エネルギーは数倍の値上げだから庶民の暮らしはかなりのマイナス。
当然誰も賛成しないから、、今の論理がベストとなる。
せいぜいEVをありがたがって乗ればいい。
しかしながら、最近のEVはありがたがって乗るほどの動力性能運動性能があるとのこと。
クルマとしての完成度があるのなら、EVもアリなんだけどね。