新型スカイライン

桜井眞一郎が求めたスカイラインはR34まで。
スカイラインはクルマ好きの若者に憧れの存在。
70年代から80年代はセリカスカイラインの時代だった。
私たちはどちらがかっこいいか、どちらが速いか、熱狂していた。
ところがである。
R34のあと、R35とはならずにV35となった。
精悍な顔つきは消えてのっぺりした顔になった。
ボディは一気にフルサイズになって、どこからどう見てもスポーツカーには見えないし
車好きの若者が熱狂するとも思えない。
ジャパンやニューマンを乗っていたおっさんが乗るクルマとしたようだ。
しばらくかっこ悪いしボディもエンジンもでかすぎの時代が続く。
V37になってようやくデザインも吹っ切れたし、エンジンもハイブリットのみとか
200ターボなどと吹っ切れた感じになった。
随分前だが現行の形になってからのHVに試乗したことがある。
エンジンパワーは申し分ないし、よく曲がるし、いい車である。
でもね、車好きの若者が見て「ほしー」と言わせなきゃね。
スカイラインというブランドだからなあ。
日産はフェアレディのダウンサイジングを考えているらしい。
日産はずっとクーペスタイルのスポーツを作り続けているんだよね。
トヨタもようやくスバル製とはいえ86を発売したし。
スカイラインは2リッタークラスのスポーティなセダンであるべきなんだ。
(直6とは言わないけど、(笑))
なんて書くこと自体、昭和のおっさんなんだろうけど。
もう一つ
若者が熱狂する、というのは今となってはなんとも。
車好きの若者が、と前置きを書かなければいけない時代だ。