酔っぱらいお相撲さん

大事件と連日の大騒ぎ、っぽく報道しているが。
よくよく考えると地方の飲み屋でのうちわの喧嘩程度の事件である。
ちょっと前の朝青龍と比べてみても、あちらは不祥事連発であった。
さらに相撲部屋での暴行事件は継続的、組織ぐるみという悪質さがあった。
今回は大怪我をさせたとはいえ(どのくらいの大怪我かも不明だが)
単発的な酒の席でのうちわのいざこざであるから実は大したことはない。
はずなのに、である。
これをネタに面白がってかき回している奴らがいるということだな。
その1 貴乃花親方
影の主犯はこの人だ。
相撲協会の執行部にも何か言いたいことがあるらしい。
かき回すだけかき回して、執行部を退陣させたいのか。
万が一、この謀反が失敗した場合でも彼はタレントとして生き残るすべを持つ。
その2 旭鷲山
引退して自国に戻っていたのに、わざわざ日本に来てテレビに出まくりである。
こちらはわかりやすい、金儲けのためだな。
関係者が口をつむっている分、金儲けができるということだ。
その上、彼はすべての関係者のモンゴル会の上にいる人だし。
その3 右寄りの横審の一部と関係者
横審は外部団体の名目で相撲関係者とは別の業種の人たち。
もちろん相撲好きには変わりないが。
平成に入ってから続く、外国人力士、特にモンゴル勢の活躍をあまりおもしろくは思っていない。
相撲は国技でもある。
そもそもは単一民族(異論のある方もいるかと)の日本人のスポーツであったはずだ。
今回の事件でモンゴル力士を切り捨てたとしても根本解決にはならないが
ストレス解消にはなるかもしれない。
その4 大相撲そのもの
白鵬は不動の最強横綱として頑張っているが、あとはヘロヘロである。
若い力士が育ってきてはいるが、これも浮かんでは消える。
相撲人気は古風な相撲協会同様、古風なファンによって支えられている。
組織もファンも老朽化、疲弊しているということだ。
今どきの若者が大相撲に憧れるということも少なくなっているわけだし。
私は相撲は好きではないので、積極的にテレビでみることはない。
ところが、何らかの拍子で見出してしまうとグイグイ引き込まれる。
見ていて面白いのだよね。
せっかくなので、今回の事件を機に相撲を見る人が増えることが彼らの願いなのかも。