「まずい給食」

面白いニュースだ。
神奈川県大磯町が業者に委託している町立中学校2校の学校給食で、
昨年1月以降、虫や髪の毛、ビニール片などの異物が計約100回見つかっていた
去年1月から2つの町立中学校で給食が導入さたが、
「味が薄い」「おかずが冷たい」など、生徒から不評の声が相次ぎ
食べ残しの割合は平均26%で、多いときで55%に上ったという。
幾つか調べたことを。
業者選定。
公立学校の場合は基本的に入札制度。
お安い業者になるわけで。
食べ物など食材はおおかた単価は決まっている。
それなのに安くなるというのは、安かろう悪かろうの典型である。
栄養士。
業者が言うには、自分たちに任せてくれれば予算内で生徒が喜ぶ弁当をつくるという。
給食のない学校に通わせている父母たちはそれなりに美味しい弁当を持たせている。
それなのにどうしてあんなに不味そうな給食になるかといえば
偉そうにしているオバカな栄養士の存在。
専門学校を出て資格を取ったところで、学校か病院の給食が主な勤め先。
食べ物を栄養価でしか判断できない味音痴が大半だ。
薄味で野菜が多くて和食にも牛乳である。
おかげでまずい上に案外コストがかかる。
業者に任せれば、安く仕入れた食材で予算以上の料理も可能なんだけど。
それが栄養士のせいでなんかまずい食事を作っている業者というレッテルが貼られて。
その上予算が決まっているのでそんなに旨味がある仕事ではない。
さらに生徒が大量に残した、などと言われればモチベーションは上がらないよな。
食育
とか言いつつ、実態はともなっていない。
給食を食わせることが食育みたいな感じだ。
それは以前にもニュースになった時間設定である。
学校によって違うみたいだが、昼休みは45分から50分。
4時間目の授業が終わり、給食の準備。
私が小学生の頃は当番が配膳室へ取りに行った。
お盆や器や先割れスプーンを取り、当番から食べ物を受け取るわけで。
授業が終わってから配膳が終わるまで早くても10分はかかる。
食事時間は10分ぐらいかな。
給食を食べ終わるのに最速20分、平均で25分ぐらいかな。
それも全員が順調に食べての話。
すったもんだがあれば5時間目の授業がどんどん迫ってくる。
校庭でドッジボールは何分できるのだろうか。
当番は使った食器を集めて配膳室へ持っていく間に昼休みは終わる。
食事はまずい、時間がかかる、休み時間は実質ない。
私の時代は全部食べ終わるまで席を立てなかったし。
何が食育だよ。