広がる値下げ=食品など-スーパー・コンビニ

アベノミクスの集大成の時期になった。
民主党政権から見て株価は2倍、2割以上の円安。
日本の景気は良くなり国民の生活は向上した、はずだった。
しかしながら、いつの時代も景気が良いのは金持ちだけ。
儲かるのは大企業だけ。
その上、時代は変わって、
大企業もひたすら儲かればいいわけではなくて
社員の給与や労働環境、社会や環境負荷にも投資しなければならない。
株価にしても、株持ちの金持ちというのもバブル以降減っている。
日本の市場で設けているのは海外の投資家の比率が大きくなっている。
バブルの頃は老後の蓄えにとタンス貯金で株を買った老人が多かったが
今はそれもだいぶなくなっている。(もちろんゼロではないが)
その行き先を失ったおカネは老後のための節約という名のもとに貯まっている。
おカネをたくさん持っていることが豊かというのならアベノミクスは成功である。
老後の蓄えをそれなりに持っている老人たちがスーパーの値下げセールに群がり
10円20円の節約にニコニコしている。
景気をよくして物価を上げたいなどというのは金持ちの発想なんだよなあ。
私達貧民は政府やお役人の決めたことに従うしかないのだけどね。
もう一つ
民主党政権は経済政策や震災政策に失敗した。
アベノミクスは見事に立て直したわけなんだけど。
あの時、なぜ民主党は政権をとれたのか。
それは菅直人の薬害対策、名前は忘れたが年金政策にメスを入れたからだ。
自民党の失言ばかりを追求して政策の中身がないのでは、支持は減るよな。
年金問題にしても役人に楯突くとしっぺ返しが怖いんだろう。
政権離脱以降その手の追求はしなくなってしまった。
金持ちがいい思いをして、適度に個人の権利や主張がまかり通って
平和ボケした今のようなバランスが
日本にとっては、日本人にとってはいい感じなのかもしれない。