「フルタチさん」1年で終了 と水爆

サザエさん症候群がピークになる日曜日の夜、サザエさん直後。
フルタチさん」というふざけた名前で番組が始まる。
報ステ時代に溜まりに溜まっていたものを吐き出すような古舘のしゃべり。
だけではない、番組の構成もなかなかよいのである。
この時間帯に大人が見て楽しめる内容であった。
が、テーマがバラけてしまって、番組名と同じで収まりが悪い。
どうせダメになるなら、ヨイショだけのタレントなど呼ばずに
思いっきり尖った番組にしてほしかったが
日曜日のゴールデン、サザエさんのあとではスポンサーが許さない。
今のテレビで古舘の才能を活かせる場所は無いような気がする。
もう1つ
北朝鮮で水爆実験があった。
地下実験なので地震が起こるという。
そのマグニチュードがわかれば、どの程度の爆発かわかる。
そもそもが爆発は核エネルギーである。
マグニチュード地震規模という名称だが、エネルギーの単位なんだ。
クルマを走らせるのも、エアコンを動かすのも、テレビをつけるのも
ロケットを発射するのも、爆弾を爆発させるのも
すべてエネルギーに依存している。
何かをするにはエネルギーが必ず必要なわけで。
人為的ではないエネルギーの代表が地震や太陽だ。
今回興味深いのが、そもそも自然エネルギー地震規模の測定で
水爆実験の規模を換算していることだな。
多くの人はこのニュースを見て「ああそうか」と思うだけなんだが
自然エネルギーを人工的なエネルギーに照らし合わせるのは面白い。
映画にもなったが、地球に衝突する小惑星を破壊するのに必要な爆弾は
どのくらいのものなのか、計算ができる。
水素爆弾もいずれ地震や火山の被害の抑制に使われるかもしれない。
もう1つ
大きなエネルギーは私達をワクワクさせる。
キャンプファイヤーは小さな例。
飛行機やスポーツカーも大きなエネルギーを使う。
さらに、大型重機の活躍やロケット打ち上げはみんなが喜ぶ。
金正恩はロケット打ち上げを楽しそうに見ているわけで。
エネルギーは人類の麻薬みたいなものだ。