戦争反対

終戦の日ということもあり、太平洋戦争の惨禍、
悲劇をテレビなどで見聞きする。
先日ひょんなことからネットで203高地の資料を見ていた。
日露戦争のいちばん有名な地上戦だ。
日露戦争は一応戦勝国となっているが、特に203高地での
日本兵の死傷の様子はひどいものである。
明治になってから日清日露戦争で戦勝を経験したため
昭和に入ってあの忌まわしい太平洋戦争に向かっていくことになる。
戦争が悲惨だ、むごいなどとローマ時代から言われてきたことだが
実は戦争は当事者にとっては、やりがいのある旨味のあるものなのだろう。
少なくとも、武器商人にとっては大儲けの美味しい話だろうし
アメリカやロシアにはそういう産業が国家を支える。
その上、アメリカで勃発している人種問題。
それだけでも殴り合い、殺し合うのである。
自分と考えや肌の色や宗教が違う人達を攻撃するのは、それなりにやりがいがあるのか。
日本やドイツは非戦闘員の一般市民が大量に殺されて
さらに戦争が終われば戦争裁判で責任者は片っ端から死刑になった。
憲法まで書き換えられて、戦争するなよと教えられてきた。
そんな日本も戦時中に生まれた人も入れれば国民の9割が戦争など知らない、経験がない。
もし北朝鮮が日本にミサイルを打ち込めば、世論は戦争へ向かうかもしれない。
もう1つ
先日のクイズ番組で秀才高校生に歴史で好きなのは何か、という質問に
「戦国時代」と答えた。
戦国武将や○○の戦いを美化する傾向があるが、実は日本人同士の殺し合いである。
当時、農民が兵隊にかり出されて死んでいった。
非戦闘員の多くの一般市民も焼け出されたり、殺されたとある。
戦国時代は実は忌まわしい過去なのである。
戦争反対、戦争の悲劇と口では言うのだけど、
私たちは何処かに戦争が好きな一面を持っている。