アイアムアヒーロー映画評

大泉洋は好きである。
まだ、名前が売れていなかった頃、
人気絶頂だったパフィーの番組でパフィーとの絡みは良かった。
軸足を東京に移してからの活躍は皆さんの知るところ。
どんな役でもそつなくこなす。
素晴らしい役者であり、バラエティでは素晴らしいタレントである。
という大泉洋を使っての映画、アイアムアヒーローである。
実はどんな映画なのか、前知識なしで素直に見ていた。
早い話がゾンビモノ、スプラッター映画だった。
アメリカモノでは、ゾンビやらバイオハザードやらこの手の映画は星の数。
ところが、実際見てみると見事にそれらを超えていない。
それどころか、ウィルスとかその原因や広がりなど
すべての考証を無視して、ひたすら大変だという。
さらに謎の女子高生の存在や病気も、何も解明しないままだし。
最後はショットガンを撃ちまくり、ゾンビを制圧してジエンド。
原作が人気のある漫画だそうで、あまり話をいじれなかったとすれば
原作がつまらないということか。
ところがである。
amazonなどの映画評をみると、平均点がかなり高いのだ。
海外で賞を取ったそうだし、私のほうが世間からずれているのだな。
もう1つ
ストーリーは理解しがたいが、それ以外はよくできていた。
まず、大泉洋以外に有村や長澤がいい感じ。
ゾンビのキャラクターデザインや特撮も良くできていた。
原作にとらわれずに、俳優の力量に依存することなしで、頑張って作れば
日本のホラーもここまでできるということなんだな。
見終わって残念感がいっぱいになったのは私だけか。