偉い人の仕事

東電福島原発事故の裁判のニュース。
当時の偉い人たちが被告として。
映像を見るとみな毅然としている。
悪びれた様子はない。
70歳を過ぎた(一人は60代)彼らにはこれが仕事だと思っている。
企業のトップに立つということはこういうことなのだ。
不祥事があれば記者会見で頭を下げる。
訴えられれば法廷に立つ。
これが仕事なのである。
責任とはそういうものである。
ここに人道的な観点はない。
これまでの経緯で検察はこれまで不起訴をである。
今回の事案のように、このときにこうすれば防げたのではないか、
というのがマスコミの、もしくは世論の話なんだけど
実際、800年とか1000年に一度の災害となれば予見は不可能。
検察が何度も不起訴にしたのはこれに尽きる。
福島の被災者が納得できない気持ちは重々承知なんだけど
数百年に一度の大災害を大企業の一部の人のせいにするのは難しいだろうな。
もう1つ
自衛隊発言>稲田氏が会見、辞任否定
というニュース。
どんなに突っ込んでも「ごめんなさい、失言でした」
というコメントしか得られないことなどバカでもわかる。
彼女がもともと自衛隊員とか自衛隊と利害関係があったというなら話は違うが。
もともと、落下傘で大臣になっただけ。
失言以外に何のネタも出てこない。
失言をどうこう言う前に、どうしてあんな人を日本の国防のトップにしたのか、
ということに興味がある。
この程度の人材でなんとかなると思われているのだろう。
彼女の失言より、国防がこの程度だと割り切られているほうが問題なんだな。
ベンチがアホだ、と昭和に江本が発言したっけ。
トップがダメだと能力のある人たちは苦労する。
結局、江本が干されたのだけど。