フォルクスワーゲン、新型up


広告でよく見ているフォルクスワーゲンの新型UPである。
先週が展示会というアナウンスだったが、今日ディーラーへ見に行った。
早速、試乗させてもらった。
まず、驚いたのがシートポジション。
シートの上下調節の幅が広く一番下げると、私のような180超の身長でも
アイポイントが低いと思わせる。
それは、走り出してからよくわかる。
まるでスポーツカーのように低い重心で曲がってくれる。
私らはつい最近86を泣く泣く売却したばかりだが
その感触を隣の嫁さんも思い出していた。
その理由のもう1つがシングルクラッチミッション。
2ペダルとしては、UPとフィアット500が有名。
Dにしてもクルマはクリープして動くことはない。
アクセルを踏まないと動き出さない。
更に加速中、シフトアップする時クラッチが切れてシフトアップしてクラッチが繋がる。
トルコンやCVTしか知らない人には異様な時間帯だが
つい数週間前まで6MTに乗っていたので、「懐かしい」と思った。
ただし、私のMTのシフトのほうがもっと速くてスムーズだけどね。(笑)
これだけシャーシもサスペンションもしっかりしている。
1000ccのコンパクトだと忘れてしまうことがあるだろうな。
試乗した人の多くがモアパワーと言うだろうな。
ブラッシュアップした1000ccのエンジンは実は下からトルクがあり不満はないのだけど。
シャーシ、サスが良すぎるので自動的にエンジンが非力に感じてしまうわけで。
ライバルはアクア、フィット、ノート、デミオスイフト
さらに、ムーブ、ワゴンR、Nワゴン。
アクアフィットは金額的にはライバルだが、排気量ではUPが下だ。
同じ土俵では、ヴィッツの1000ぐらいしかない。
ところが、シャーシやサスはアクアフィットとは比べ物にはならないくらい基本性能が高い。
さらに、軽自動車軍団とも競合しそうだ。
660ターボと動力性能はいい勝負になりそうだが
おもちゃみたいな軽自動車と世界基準のフォルクスワーゲンのシャーシでは比べ物にはならない。
質感性能では、ワーゲンの完勝だな。
ただし、お約束の車内の広さやナビなどの付加価値は国産コンパクトや軽自動車は優れている。
シャーシやサスにそれほど思い入れも興味もないのなら、
200万円もするUPを選ぶ人はそうはいないか。