多摩川河川敷でジョギングしたら、やけど――原因は舗装

石灰といえば一般的な用途としてはほぼ無害な炭酸カルシウムだろう。
溶解度は高くないが水に解ければ弱アルカリ性にはなる。
ただし、やけどするほどではないしそもそもジョギングコースに
ばらまかれているものでもない。
ちょいと調べてみた。
すると、舗装するときに処理剤として石灰を使うという。
それも、強アルカリの水酸化カルシウムだそうだ。
以下、業界HPの記事。
道路のアスファルトを舗装する場合骨剤(砂利、砂)の他に耐久性を高めるために炭カル(石灰石の微粉末)を混合します。 
また、水を吸収し易い骨剤を使用する場合には、剥離防止のため消石灰が混合されます。
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なるほど、消石灰が出てきた。水酸化カルシウムである。
ちなみに石灰石は炭酸カルシウムが主成分だ。
高校レベルの化学がこんなところで役に立つとは。
それよりも、道路を作るのにそんなに多量のアルカリ性物質を使うことに驚いた。