トヨタルーミーレポート

トヨタルーミーが納車3週間になった。
近所の買い物程度100キロちょっとしか走っていないが
インプレッションを報告したい。
1.エンジン・ミッション
1000ccCVTである。ダイハツ製である。
印象としてはムーブと似たような感じか。
最近の軽自動車をバカにしてはいけない。
ノンターボでも、街乗りには十分な動力性能である。
ルーミーはお世辞にも加速がいいとは言わないが
国道16号でストレス無く流れに乗ることができる。
今となっては完熟のCVTのマネージメントも文句なし。
加速は2000から3000回転、定速では1500回転。
都市部でものんびり流していれば燃費は15から17程度に達する。
2.シャーシ、サスペンション
ボデイ剛性、サスペンションとも、この手のトールコンパクトとしては及第点。
両側スライドドアというハンディも今となっては解決済みか。
視点が高いせいか、流れに乗ってのんびり走っているつもりでも
スピードメーターを見るとそこそこの速さに。
都市部の平坦な国道を走るぶんには欠点が見えない。
ちょいとスピードを上げてコーナーに入ると助手席の嫁さんが「わ~」という。
外に膨らむアンダーステアを感じるようだ。
背の高いクルマに慣れていないせいもあるが、原因としてはタイヤかな。
ノーマルの165/65/14は性能がかなり不足している。
取説をみると指定空気圧は2.6とある。
高めの空気圧でなんとか支えているという感じ。
それでも、コーナーはかなりきつい、空気圧を2.8まで上げてみた。
不快なロールは少しは収まったもののアンダーステアはまだ強め。
街乗りやワインディングでスイスイ走るためにはこのタイヤではダメだな。
3.使い勝手
中間グレードは両側電動スライドドア。
電動はいいのだけど間口が狭くて大きな荷物の出し入れは使いにくい。
リアシートの座り心地はイマイチだが、足元のスペースは広大。
180センチの人でも足を組める。
年老いた親を乗せるためという大義があるが、乗り込みやすさ、広さは十分。
自転車や大きな観葉植物なども運べそうだ。
おすすめは、リアドアの窓に装備の日除け。夏場には効果がありそうだ。
4.不満点
直前の信号が黄色になりそうなので、アクセルを踏んで、、
という加速力はほぼないに等しい。
街なかをのんびり走るという前提のクルマだ。
平坦地ならストレスはないだろうが、山岳地ではキツイだろうな。
決して加速しないわけではない。
アクセルを踏んだぶんの期待した加速をしてくれないのである。
1000ccのパワーに慣れてしまえばいいのだろうけど。
タイヤにしてもエンジンにしてもおとなしく走るための設定。
コンパクトなものでついついスイスイ走りたくなってしまう人には向かないね。
この手のトールコンパクトにデミオやフィットの機動性を求めてはいけない。