シン・ゴジラ映画評

昨夜は帰宅して夜に2本も映画を見てしまった。
BDでレンタルしたシンゴジラである。
評判が良いのは知っていた。
ただし、何がいいのかは観てのお楽しみにしていた。
前半は4kBDもあるという高画質とは程遠い、お役所仕事のドタバタが中心。
誰かのコメントにもあったが、3.11の民主党政権を揶揄しているようで面白い。
感心したのは前評判通り、目線が常に人間なのである。
直接、もしくはニュース映像のように撮影している。
だから、変なリアリティがあって画面に引き込まれる。
ゴジラが暴れていて引き込まれるのではないところがすごい。
ゴジラ映画だからゴジラが大暴れするのを見たいと思っている人の評価は低いだろう。
実際、ゴジラはただ歩いていただけ。線状に街が破壊されているだけだ。
ラストの方でようやくいろいろ光線を出して大暴れとなるのだけどね。
自衛隊が全面協力というポスターがあったが、
実際は陸自の木更津のヘリ、どこかの10戦車だけだった。
F2や護衛艦はチョイ役。
結末はわけの分からない…、まだオンエア前のものだからネタバレはこの程度で。
最後に、石原さとみが変な役で登場。
意味不明の上、キャラ作りも失敗している。
この手の映画でかわいい女優はいらなかったか。