プリウスPHV

クルマとは基本的に趣味の乗り物だから、自分の気に入ったものを買えばいい。
ところが、最近は燃費や節税など経済性を強調している。
20年ちょっと前に豪華なミニバンがトヨタや日産から発売されて大人気。
すでに走行性能は見なくなっていた。
これまた20年弱前にプリウスが発売されたときは唯一無二。
これほどの完成度で200万円台のHVは10年は他社ではできないだろうと言われた。
実際、プリウスとアクアで長いこと日本の乗用車の1割以上を生産していた。
プリウスもアクアも所有した経験がある。
大変良くできたクルマであることは間違いない。
ただし、趣味よりは経済性のプロダクト、それもマスプロダクトなんだな。
だから街を走っていても、どこの駐車場に止めてもプリウスやアクアがたくさんいる。
デザインや性能が好きだというコアなファンは除いて趣味性は少ない気がする。
さて、本題。
トヨタもクラウンからヴィッツまでHVがある。
が、PHVはプリウスのみだ。
価格も400万円クラスである。
かなりできが良いそうである。
ただし、私が引っかかるのがオプションの太陽電池
28万円とある。
1日充電で数キロ走ることができるとある。
東京の晴天率はだいたい6割。
5km走れるとして1000km、
プリウスは20km/L走るとしてガソリン50L、8000円程度である。
10年乗っても8万円。
世の中の人は太陽電池をありがたがる傾向があるが、
家庭用は政治主導で電力会社を巻き込んでのようやくのお得感。
エネルギー源としてはかなり危ういものだ。
もう1つ
数年前職場で各部屋の掛け時計を新しくしようと、機種選定を頼まれた。
空調節約のために温度湿度表示があったほうがいいとか、要望が。
その中にお偉いさんから「太陽電池付きならお得だろう」という強めの意見。
とちころが、同等機種で太陽電池の有無で2000円弱定価がちがう。
単三電池1本せいぜい30円で最低1年間は動く。
10年使ってもせいぜい300円、太陽電池のもとは取れない。