北海道新幹線ばんざい

ついに北海道民念願だった新幹線が開通した。
大いに盛り上がっているという報道なんだけど。
ポイントを整理してみた。
その1 函館北斗
私はてっきり五稜郭駅近くの駅かと思った。
大間違い。
なんと函館駅から20キロ近く離れているという。
東京で言えば京浜東北線で川崎の先、川口の先。
中央線で三鷹、総武線で下総中山あたりか。
20キロも離れれば東京ではない。
北海道的な視点なのか。
その2 観光客誘致
大いに観光客に、という下心があるようなんだけど
函館北斗駅の近所に観光できる場所や施設はないそうだ。
とにかく他の交通機関に乗って何十キロか移動をしなければならないらしい。
ちなみに函館空港は市内から8キロ。
湯の川温泉から3キロ程度。
飛行機のほうが便利な場所というのも笑える。
その3 4時間
4時間の壁と言われているが、実際は乗り換えて函館までなので、4時間半を超えてしまう。
札幌へ乗り換えていこうというのは、かなりの鉄道マニアだけ。
実際は羽田から90分の千歳へ行くよね。
つまり函館まで、函館北斗まででは需要はほとんどない。
ちなみに開通フィーバーで大賑わいだったそうだが
その後の指定券は28%ほど、とのこと。
その4 代償 
無理やり新幹線を開通させたのはいいけど、その代償は大きい。
江差線木古内駅より向こう側は廃止。
函館から木古内まではお約束の第三セクターとなった。
料金面で地元は被ることになるし、ますます自動車を利用することで経営はダメだろう。
さらに北斗星カシオペアやトワイライトを片っ端から廃止に追い込んだ。
北海道民が得るものと失うもの、検証すべきだろうね。