16番目の月


帰宅して18時過ぎの月の出を待つ。
すると来客。
近くの銀行屋さん。
口座開設のための書類がいろいろあって、書き直してほしいとか。
言われたとおり書いていると、ここは古い住所だとか面倒くさい。
そのうち、間違えましたのでもう一度、とかで月の出の時間を大幅にすぎる。
いつまでもらちが明かない書類のやり取りに、いい加減にしてくれないか、と告げる。
追い返して屋上に上がるとすでに月は上がっていて成田アプローチにはかぶらない。
幸先が悪いと引きずるものだ。
羽田アプローチにかぶらない。
2時間後
成田ディパーチャーにかぶらない。
飛行機はあざ笑うかのように月を避けて通るのである。
その上、屋上はハンパなく寒いし。
こういう日もあるよね。