三笠宮さま

三笠宮さまが逝去された。
100歳、大往生である。
功績、人柄、素晴らしい人だったようだ。
私の祖父母が昭和天皇とほぼ同い年。
そういう私のような世代には、遠い存在ではあるが感慨深い。
私が着目したのは、ニュースの最後の一文。
三笠宮さまの長男の寛仁さまは12年に66歳、次男の桂宮さまは14年に66歳、
三男の高円宮さまは02年に47歳で亡くなっている。
子供たちが早死するのである。
47歳はあまりにも早すぎるにしても、66歳も早すぎる。
ここで多少の生物学がわかる人ならピンとくる。
血が濃くなりすぎ、である。
三笠宮さまがどのくらいの近親者と結婚したかは詳しく知らないが
DNAの劣化に関しては否定できない。
天皇が民間からのお妃の第一号。
それまでは、近親者だったと聞いている。
有名なのが大正天皇の早死。
限界に達していたと思われる。
1900年ごろ、メンデルの法則が再発見。
遺伝の法則が劇的に進化していた時代でもある。
昭和中期以降皇室同士の婚姻はなくなった。
早死した子供たちは皆知的な立派な人柄だった。
三笠宮さまの子供は皇室のシステムの最後の犠牲者だった。
と、考えれば平成天皇の生前退位というのも
悪しき皇室のシステムの改善につながるのではないだろうか。