中毒死の病院4階、7月以降48人死亡 「やや多い」

殺人事件は別にして、統計的に考えると。
日本人は1億3千万人、平均で80年程度生きるとする。
単純な割り算で同い年が162.5万人。
つまり毎年162.5万人死ぬわけで。
1日当たり約4500人死んでいる。
その大半は寿命の近づいた老人。
首都圏には人口の3割近くが住んでいると仮定すれば1300人。
1つの県で300人。
ある程度人口の集まっている市が10あるとすれば30人。
その市で終末医療機関が3つとすれば10人。
実際は事故や普通の病院でも死者はいるわけで。
そう考えると、今回の終末医療の病院で1日数人の死亡は理論的にはありうる。
ありうるから事件になるまで時間がかかったわけで。
それを死ぬ人が多すぎると批判するのはいかがなものか。
このご時世、死を忌み嫌い人は死なないというスタンスの人が多い。
車道に飛び出せば、高い確率でクルマにはねられて死んでしまう。
2年前の御嶽山の災害などでわかるように登山をすれば死ぬ確率は格段に高くなる。
まして80歳90歳ともなれば常に死と隣り合わせである。
殺人は許しがたいものだが、終末医療の病院を非難するのはおかど違いである。
病院の管理体制をつっつくよりも、もっと大事な問題があるだろうに。