ハリアー

アメリカ軍の戦闘機が沖縄で墜落との一報。
空軍ならイーグル、海軍ならスーパーホーネットあたりか。
と思っていたら、続報は海兵隊ハリアーだと。
所属は岩国という。
今回のポイントはハリアーである。
VSTOLの先駆け、トムキャットやイーグルと同世代の実は初老の機体である。
VSTOLとジェット機という複雑な構造ゆえ、よくぞ実用化したと思った。
さらにそれが40年以上も第一線で働くとは驚きである。
ジェット戦闘機としては異様な形、異様な飛び方は今見ても新鮮である。
私は70年代にあの伝説の入間でデモ飛行を見た。
自衛隊で買うつもりがあったのだろうか。
ハリアーの機動性は素晴らしいものがある。
だからこそ21世紀の今でも現役なわけで。
しかしながら、後継機の開発の話を聞いたことはない。
ハリアーはジェット戦闘機だが亜音速空戦性能も高くない。
だったら値段が安くて汎用性が高いAH64などの攻撃ヘリが有用ということかな。
というわけで、ハリアーを今後見ることができる時間はそれほど長くない。
見られる機会があるなら見ておく機体の一つである。
その40年前のボロボロのプラモが残っていた。