「2階建て化」で満員電車ゼロ?

と、小池都知事が言ったそうだ。
そのネタ元のブレーンの記事を読んだ。
これまでの新幹線や在来線の2階建てと違って、総二階、ドアもホームも2階建て。
定員を2倍、昇降時間を従来通りとする。
架線を無くして車両限界を稼ぐ、さらに低床車にして天井高を稼ぐそうだ。
ホームも車内も天井が低くかなりの圧迫感があるが乗客は満員電車解消を望むという。
地下鉄はトンネルの限界があり架線を外しても制約は大きい。
初期型の第三軌条の地下鉄は2階建ては難しい。
そうなると、最近流行りの直通運転が地下区間の制約でダメになるが
利用者は満員電車解消を選択すると書かれている。
さらに面白かったのが、快速運転の発想。
これまでのように、普通列車を優等列車が追い越すというのでは輸送力が増えない。
3列車を1単位にして3駅ごとにずらして停車させるという。
2駅ずつ通過する分到着時間は早くなる。
さらに線路上には駅間に必ず1列車走るわけで過密ダイヤ、つまり輸送量確保。
頭のいい人が考えることは違うなあ。
東京や大阪近郊の鉄道の路線図を見るとすごいことになっている。
路線と駅がびっしり書き込まれている。
さらに直通運転が路線図をさらに複雑にしている。
都心乗り入れの路線はラッシュ時は200mから300mの列車が2分半間隔で発着している。
3.11で多くの人が経験したように、今の鉄道と自動車にたよっている都市機能は限界。
普段の果てしなく続く満員電車通勤も限界だと思うだろうし。
とかなんとか思ったところで、今さら勤務先を変えることもできないし
何十年後かの快適な通勤電車を想像することしかできないね。