豊洲

よくまあ毎日のようにホコリが出るよなあ。
専門家の提言を無視して工事をすすめたそうだ。
都庁の役人には箱物の完成しか頭になかったということ。
あまりにもわかりやすいドラマや映画に出てくる悪い役人の姿だ。
まだ、工事を始めてから数年。
当事者の役人はまだ生きているし、まだ都庁内で偉そうにしているに違いない。
どうせ失われた数百億円の血税をそいつらが返してくれるとも思えない。
せめて経緯を検証して最低限の責任はとってもらうべきだろう。
手抜きをした分浮いたおカネの流れも追求すべき。
もう一つ
マスコミの追求も歯がゆい。
盛土だとか安全性とか手続きとか抽象的な言葉ばかりで。
理由は簡単、ベンゼンがなんなのかわかっていない。
ベンゼンは揮発性があるのでほっとけば消えてしまう。
高濃度というからすごい量が土壌に含まれているのだろう。
その上、有機溶剤だから水には溶けない。
雨がどんなに降っても流れないことになる。
マスコミの皆さんにベンゼンと四塩化炭素とトルエンといった
有機溶剤の匂いを嗅いでもらってどれがベンゼンか当てて欲しい。
難しい反応式や反応性など知らなくてもいいが、
ベンゼンがどれかぐらい知った上で報道すべきだろう。
役人同様不勉強なんだな。
クレーマーと一緒で誰かのミスや落ち度を騒ぐのが仕事だと思い込んでいる。
ベンゼンが何かなんてまるで興味が無いのに安全性を訴える。
さらに
以前にもここで書いたが、東京湾埋立地などどこも土中に何が埋まっているかわからない。
豊洲だけが問題になっているが、はやりの高層マンションの地面だって危ない。
都心に近い、夜景が綺麗、おしゃれなどとありがたがっている。
でも誰も健康被害を訴えていない。
さらに有機溶剤がそんなに危険なら、私のような化学の研究者も(元??)
みんなガンで死んでしまうことになる。
環七や16号などの幹線道路の近くの空気の方が豊洲よりよほど有毒だし。
安全性を振り回すのは多少無理がある。