大雨被害「認識甘かった」岩手9人死亡の施設

管理責任があると言われればそのとおりだし、
事故を予見できなかった、と言われれば確かに100年に一度の災害だし。
避難準備が出ていれば避難の準備をするし
避難勧告が出れば避難しただろうし。
施設に入るようなヘロヘロの老人を何人も避難させるというのは大変なこと。
大雨の状況でもすでに難しい。
道路が冠水している状況なら不可能だろう。
つまり前日に非難しないかぎり、助かる道はなかった。
ただし、一流の気象予報士でも気象庁のコンピューターでも
限定的な地域で避難すべきかどうかを判断するのは無理。
行政の長にその判断を委ねるのは無理がある。
このような天災は私たちは無力なんだな。
ここからがポイント。
今回の事案を受けて改革。
少しでも怪しい危ないと思ったら避難勧告となるだろう。
少しでも大雨がきそうだとなれば全域に大雨洪水警報である。
ちょっと前は近所の学校では「警報が出れば臨時休校」と言っていた。
ところが、あまりにも簡単に警報が出るもので
3つ以上とか暴風とかで臨時休校と変えたらしい。
すでに警報の意味が無い。
批判を浴びた気象庁は警報の上の警報を作ったとか。
もうイタチごっこだよなあ。
何か事故があった時の保険のために気象庁は警報を出すようになった。
イソップのオオカミ少年のようだ。
3度めには人々は怖がらなくなったということ。
避難指示が出なかったから死んだ、と真ん中の話をすっ飛ばして議論するやからが出てくる。
すると、行政や気象庁は避難指示や警報を連発するわけで。
老人施設や病院はそのたびに避難だと手間とカネがかかるわけで。
すると警報が出ても通常通り、という近所の学校みたいになるわけで。
もう一つ
スミマセン、避難勧告と避難指示の違いがわかりません。
どちらかは非難しなくてもいいということなんだろうか。
もう一つ
イソップのオオカミ少年の正式名は 「羊飼いと狼」 というらしい。