少年ジャンプ

自慢じゃないが、この手の漫画週刊誌月刊誌をおとなになってから購入したことがない。
それこそうん十年ぶりに予約した、それもジャンプである。
ネットニュースで知っている人も多いだろうがこち亀特集の増刊。
40周年だそうだ。
私が小学生の頃から、楽しんでいる。
中高生の時は最初のブーム。
秋元氏の趣味が私の趣味でもあった。
軍用機、軍用の備品、そのおもちゃ、プラモデル、フィギュア、
さらにクルマやバイク、オーディオやビデオ機器などなど
ギャグの中にリアルなマニアックなアイテムをぶっこんでくる。
感情移入しやすいんだな。ギャグ漫画なのに。
さらに多く言われていることだが、一枚一枚の作画が緻密なんだ。
画面の隅々まできっちり描かれている。
偽物高級車の回で「背景を書くのが面倒だから派出所に戻ろう」
というセリフがあった。駐車場のクルマをきっちり書いていたということだ。
人気のある漫画の大半が何十巻もある大作なんだけど
こち亀は一話完結、ストーリーをそのたびに考えなければならない。
秋元氏の才能と努力には誰も太刀打ち出来ない。
こんなに好きなので一時こち亀を単行本で揃えようかと
100巻を超えたあたりで古本屋に行ったことがある。
ところがその100数十冊の体積に圧倒されて、嫁さんが
「どこに置くつもりなの」と詰め寄る。あきらめた。
というわけで、90年代に発刊された文庫本シリーズを30冊弱所有するにとどまっている。
つまり、少年ジャンプを買うというのは私にとっては大ごとなのである。
さらに驚いたのは増刊とはいえ500円。
週刊誌も400円近い時代、少年漫画誌が500円もする時代なんだね。
昭和の頃は150円ぐらいだったかなあ。