日本人宇宙飛行士


今日は暑かった。
午前は通常勤務。
昼過ぎに緊急の出張依頼、相手は古い付き合いの先輩なので
嫌とは言えず、猛暑の中バイクで移動である。
相手の職場の人に挨拶、書類を渡して説明。
エアコンのない建物、廊下を歩くだけで汗が吹き出す。
もう一つ
帰宅してニュースを見ると、茨城や品川での殺人事件、さらに親指を切った事件。
その後、七夕の今日に宇宙ステーション向かう日本人が乗ったロケット打ち上げ。
ANAパイロットなどの話はニュースで見ればよい。
それよりも私が感動したのはロケットである。
アポロ計画までは細長いロケットが主流だった。
ところが70年代にスペースシャトル計画が立ち上がり
ロケットというよりは宇宙船というデザインになった。
シャトルは戻ってくると再利用されて再び宇宙へ。
その仕事もデザインも新しい宇宙旅行の時代を予感させた。
ところがである。
21世紀もそろそろ中盤という今の時代、宇宙ステーションに行くのはロケット。
1950年代に逆戻りである。
当時とは科学もコンピューターも金属の加工精度も全く別物。
1960年前後のコンピューターの性能は今の小中学生のポケットの中にあるスマホレベル。
いやいやスマホのほうがはるかに上か。
それにもかかわらず、ロケット打ち上げは1960年と大差ない。
スペースシャトルで次々に新しい宇宙船が出てくると思っていたが
結局計画は頓挫して、アメリカでは打ち上げられない。
結局とんがった細身のロケットが今でも主流なのである。
古いも新しいも無い、選択肢も無いのである。
そう考えると1960年代はすごい。
この当時できた規格が今だに使われている。
ビートルズが切り開いたポップミュージック。
冷蔵庫や炊飯器やエアコン。
鉄道では高性能車と言われた電車では103系や111系。
機関車では青いEF60台、EF80台、ディーゼルではDD51
飛行機では現在の旅客機の基本形とも言えるボーイング737や747が設計されていた。
1964年を境に高速道路や新幹線が日本の景色の象徴となる。
マイコンなどのデジモノの発達でどんどん進化しているように見えるが
中身は1960年代と大差ないものが多いのである。
ちなみにロケットを打ち上げて地球の周回軌道上にのせるという計算は
高校の物理の教科書に出てくる、実は簡単な法則なんだな。