すみませんでした

函館の不明男児は6日後に無事に見つかった。
捜査本部も捜索をやめるとか言っていたそうだが。
私は遺体、他殺体で見つかるかも、などと書いてしまった。
すみませんでした。
それにしても、小さな子供が6日間も山の中で一人で
生きながらえるというのは奇跡に近い。
自衛隊の施設があったのが救いだったわけだが。
私が思うには今回の事件とは別に親の関与を疑っている。
その1 時間の矛盾
親が子供を見失ったのは夕刻5時ごろだという。
自衛隊の施設にその日のうちにたどり着いたというが
山道10キロ、5時間の行程だという。
北海道はこちらより早く日が暮れる。
真っ暗闇の中を数時間歩いたとは考えにくい。
その2 行動の矛盾
親が置き去りにしたというのは、理解したとしよう。
置き去りにされた子供が親の居るクルマに向かって行かなかった。
私も随分悪さをして叱られていたけど、基本的に親を追いかけるものだ。
なぜ、親がいる方向に歩かなかったのか。
一つには、歩いて行っても親はいなかった。
一つには、親と一緒にいたくなかった。
その3 なぜ、サバイバルできたか
自分で考えて自分の経験でサバイバル生活すると言うには
小2ではちょっと子供過ぎる。
ところが、実際には見事にサバイバルしていた。
つまり、このような状況に耐えうるだけの何かを持っていたことになる。
日常的なネグレクトがあったのではなかろうか。
特に、空腹に耐えられたこと。
さらに、一人ぼっちの真っ暗な生活にも耐えられたこと。
良く言えば「訓練」されていたように思える。
悪く言えば「虐待」されていたということ。
とすれば、親が山中で置き去りにした、子供が親を追いかけなかった、
という事実と符合すると思えるのだが。