冨田勲

冨田勲が死んだそうだ。
私にとっては神様みたいな人だ。
月の光が出た70年代、私は思春期。
聞いたことない音の音楽が出てきたわけで。
シンセサイザーという言葉をメジャーにしたのも冨田だ。
もともとは作曲家でもあり、NHKなどの音楽は冨田勲のものが数多い。
当時はシンセサイザーと言えば面白い音、効果音というイメージだが
冨田勲はきちっとしたクラシック音楽としたところがすごい。
プログレの雄のピンクフロイドでさえ、70年代のシンセサイザーの使い方は
どちらかと言えば効果音だったし。
以外なところでは
彼はシンセサイザーを開拓しただけでなく、音響機器全般にも開拓している。
特にあまり多くないライブ、彼のライブでは細かい機器まで公開していた。
実は彼がヘッドアンプに使った、パイオニアのA級作動アンプ。
私はこれを後に購入したのだった。
モノラルパワーアンプが80年当時で30万もした。
ステレオなので2台必要である。定価で60万。
A級ならではの透明感のある音はアナログ時代の最高峰だと今でも思っている。
とにかく冨田勲は私にとっては絶対なのである。