マッドマックス 怒りのデス・ロード

評判が良い上にアカデミー賞にもノミネート。
楽しみにしていたがようやく観た。
マッドマックスと言うけど、バージョンがある。
パート1は名作。警官のマックスと暴走族の戦いという勧善懲悪モノ。
さらに同僚や妻の復習に走りだすところがぐっとくる。
パート2はさらなるパワーアップとのことで楽しみに見たのだけど
続編とはいえ、マックスはすでに警官ではないし。
マックスが出ているだけで、パート1となんのつながりもない。
安全な広い砂漠で激走するだけなんだな。
パート3は何故か興行的に成功したようで、3もほぼおなじ世界観である。
2と3をぱっと見せられて区別できない人のほうが多いだろう。
今回のデスロードはその興行的に成功した2と3をベースに作られている。
少なくとも暴走族を取り締まる警官の映画ではない。
相変わらず、なぜどうしてがほとんどなく世界観だけを楽しめという感じ。
走行シーン、バトルシーンは確かに迫力満点なのだけど
安全な砂漠の真ん中で事故のないように気をつけてやっている。
スター・ウォーズと同様にマックスは変わらないが相棒が女性になっている。
さらに大半のシーンが殺し合いなんだけど、何故か綺麗に死んでいる。
手足がもげたり、血しぶきが上がることもない。
変に上品に作られているのも、そういう世界観ならではなのか。
悪役は何に対しての悪なのかも実ははっきりしないし。
パート1-2のインターセプターが登場したのはご愛嬌。
あれだって警官が暴走族を追いかけるからのインターセプター。
砂漠を走るというのも違うよね。
専門家もネットでのコメントも「素晴らしい。」というのがかなり多い。
私の感覚のほうが少数派ということか。