調布の墜落事故報道

報道は少しポイントがずれている。
まず、禁止されている遊覧飛行かどうか、ということ。
遊覧飛行かどうかは墜落原因とは関係ない。
会社の体質としてはツッコむべきだろうが、それは事故原因がはっきりしてからだろう。
さらに各局とも住宅地の中にある空港、飛行場について危険だと言っていた。
伊丹の映像を出したCXが一番ひどかった。
だいたい、国土の狭い日本に空港が90、基地などの飛行場も何十もある。
住宅地を空路としない空港や飛行場などアリはしない。
一部、関空や中部などの海上空港が例外だけど。
それなのに、全てが危ないという報道はやり過ぎだろ。
次に
過去にも墜落事故が、と例をあげたのはいいけど
調布の前回は昭和55年だそうである。
発着回数から考えて0に近い確率だろう。
騒いでいるお前の家の息子が自転車で事故を起こす確率のほうがはるかに高い。
もう一つ
死亡した民家の住人は引っ越してきたばかりだそうだ。
転勤族の人たちや引っ越しが趣味だという単世帯の人は別にして
住み慣れた家や土地を離れて引っ越すというのはそれなりにストレスがともなう。
たとえ、同じ土地に建て替えという場合でも、仮住まいへの引っ越しなど
ストレスはかなり大きいとかんがえられる。
その一例として川崎少年殺人事件にしても、他のいじめ事件でも
引っ越してきた直後というのは案外多いのである。
今回は天から降って湧いた災難ではあったわけだが
残された家族は「引っ越さなければよかった」と思うに違いない。