日経平均2万円割れ

そもそも、この2年3年の為替と株価の変化は異常だった。
ひとつはアベノミクスというあやふやな政策。
株価を上げたのだから失政とは言いがたいが。
せっかくの株価高騰も増税でチャラになってしまった。
増税は失政とは言えないというが、歴代の増税で日本が良くなったという話はない。
次にギリシャ問題。
無責任な意見ではあるが、ギリシャを潰してしまえ、というのがある。
日本ではJALと似たような感じか。
実際、JALは潰れていないし今でも存続しているどころか株式は再上場である。
潰してしまえは極論でもないらしい。
そして、オオトリは中国株式問題。
去年辺りから中国の景気不安が言われていた。
私が言わせてもらえば北京五輪から1年ぐらいがピークと思っていたが
よくぞ6年も景気を維持したものである。
中国政府の執拗な介入がここまで持たせたのだろうけど。
北京五輪前後までは証券会社から「中国株投資」の電話が盛んにかかってきたが
「そんな危ないものに手を出さない」と断っていた。
いつかはだめになるという前提では正解だが今年の初めまでは儲かっていたそうである。
中国人はこの10年いい思いをしすぎていた。
これからは日本が味わった「失われた10年」もしくは「20年」をたっぷり味わってもらおう。
残念なことだが、中国経済に乗っかっていた企業や投資家もいろいろ失ってもらうことになる。
栄枯盛衰、どんなことにも永遠はない。