一番美しい旅客機


何度も何度もここで書いていることだが、747が好きなのである。
世界で一番美しい旅客機だと思っている。
私が小学生になった頃、747はデビュー。
パンナムとして羽田に現れた。
私の父は羽田に連れて行ってくれたのだった。
当時の羽田空港にジャンボを停められるスポットはなく、沖止め。
展望デッキから遠くにジャンボを見ていたけど、それでも大きいと思ったものだった。
この時から飛行機ファンが始まったのである。
747は当初不格好でカッコ悪い機体だと評価されていた。
ところが時代が747を後押ししたわけで、80年代から90年代は我が世の春を謳歌する。
85年の御巣鷹山事故は衝撃的だったが、747は-400へと正常進化していった。
90年代後半から省エネやら環境やらで747は劣勢になるわけだが。
747以降に作られた旅客機を見るとわかる。
A320からB787A330まで素人が見ればみんな同じに見える。
近くで見たって767と777は同じに見えるだろう。
そう考えると、747のデザインは偉大なのである。
誰がどこで見ても747なのである。コックピットの風防から背中に伸びるコブがセクシーなんだな。
747-8になってもこのアイデンティティは残された。
日本のキャリアから747をしめだしてしまった、その航空会社のセンスを強く疑う。