給食問題にもう一言

給食問題にもう一言。
学校給食にぶら下がっている人の中に栄養士がいる。
学校給食だけでなく病院にもいることは知っている。
厳密なカロリーや栄養素の計算が必要だから。
お弁当や社員食堂にも必要なのだろうか。
以前にもここで書いたが、病院のように3食の献立を考えるのなら
いろいろな計算も必要なんだろうが、昼食1食にそれ程の栄養バランスが必要なのかな。
それも年間で170食程度の昼食。
どんなにバランスがとれた昼食でも朝と夜を外食やマクドナルドでパーである。
それでもバランスを錦の御旗に掲げるのは栄養士の食い扶持だからだ。
飯の種だけあって栄養士さんたちは実にまじめに献立を考えている。
実際に教員の意見でも学校給食が美味しいというのは多い。
そういう栄養士さんは学校給食でなくても食べていけるだろう。
ところが、名前ばかりの栄養士も多いのも事実。
おかげでまずくて無駄にコストがかかる食事になっている例も多い。
ある仕出し業者に話をきく機会があったが、献立とコストが見合わない事が多く
結局、質を落とすしかないそうだ。
葉物野菜が採れない時期は牛丼でもおにぎりでもいいのである。
ところが、栄養士はそれを許さない。
そんな不毛なやりとりが給食をダメにしている。

栄養士はそれほど特殊な難しい資格ではない。
資格を取ってからの研修のほうが大切なのである。
もう一つ
よくブログにアップされる母親の弁当。
愛情たっぷりなのは見てわかるが、栄養のバランスはどうか。
たいていの母親が「考えている」とは言うだろうが栄養士から見れば???だろう。
完璧なバランスの食事をしている子供などほぼいない。
親の食生活を無理強いされているだけだ。
小中学生で明らかに肥満、年に2回以上風邪をひいて休む。
インフルエンザにかかりやすい。
毎年、検診で虫歯が見つかる。
学校を休むほどのアレルギーがある。
朝寝坊で遅刻する、すぐ怒るキレる、ゲーム以外は集中が続かない。
などなど、先天性のものもあるだろうが、こういう子供の家庭の食生活はどこかおかしい。
それは、栄養のバランスだけでなく食べる時刻や場所にもよる。
共稼ぎの親には辛い話だが、工夫で克服している例も多くある。
古き良きホームドラマやサザエさんなど食事内容よりもそのシチュエーションが参考になる。
自分のことを棚に上げて書くのもなんだけど。